| 会場 | DOG VILLA 伊豆 悠泉(静岡県伊豆市八幡1125-78) |
|---|---|
| 駐車場 | 8台 |
| 料金 | 27,980円〜/1泊2名1室(1名あたり)、全3室タイプ共通 |
| 公式サイト | 公式サイトを見る |
中伊豆の静かな山あいに、もともとは7室ほどの小さな宿泊施設があった。客足が伸び悩み、経営が立ち行かなくなっていたこの物件が今、全室に温泉と専用ドッグランを備えた「愛犬と泊まれるヴィラ」として生まれ変わろうとしている。2026年10月にグランドオープンを予定する「DOG VILLA 伊豆 悠泉(ゆうせん)」だ。

手がけたのは、全国の宿泊施設の再生・プロデュース事業を展開する大阪の企業、株式会社ブッキングリゾート。同社が取り組む「施設再生・リセール事業」の第1号案件として、伊豆市八幡にあったこの物件を取得し、部屋数を7室から3室へとあえて減らす形でリブランドした。効率よりもゆとりを優先した、思い切った再生の仕方だ。

この宿の核になっているのは、全室に配された客室温泉。弱アルカリ性の単純温泉で、泉質はpH8.1。天然の化粧水とも呼ばれるメタケイ酸のほか、肌をなめらかにする炭酸水素イオン、かゆみや慢性湿疹への効能があるとされるカルシウムイオンを含み、地元では古くから美肌の湯として親しまれてきたという。自律神経の乱れや不眠、疲労回復、冷え性、胃腸機能の低下といった症状に向く療養泉としての適応も認められている。大型の浴槽には愛犬専用のスペースも用意されており、旅先で当たり前のように離れ離れになっていた「湯あがりの時間」を、飼い主と犬とで一緒に過ごせるようにしたのがこの宿の一番の特徴といえる。
客室は「sui-翠」「fuga-風雅」「yunagi-夕凪」の3タイプで、いずれも52〜55平方メートル。各部屋には専用のドッグランと専用ガーデン(120〜140平方メートル)が付き、期間限定のオプションで犬と一緒に入れるプライベートプールも利用できる。

食事は、豪快に焼き上げるBBQか、伊豆のブランド牛をメインにしたしゃぶしゃぶの部屋食から選べ、いずれも伊豆エリアの食材を中心に構成されているという。

愛犬の宿泊料はかからず、頭数は3頭まで、犬種の制限も設けていない。到着した犬へのウェルカムトリートや、頭数分用意されるバスタオルなどの無料アメニティ、客室内のインクルーシブドリンクといったサービスも揃う。犬用の食事は、人が食べられる水準の無添加食材を使ったものをオプションで注文できる。
周辺には、伊豆の代表的な観光スポットである大室山や伊豆パノラマパークがあり、愛犬同伴で立ち寄れる施設も多い。滞在の拠点としてだけでなく、周辺散策とあわせて楽しめる立地になっている。
施設は今後、運営や収支が軌道に乗った段階で、新たな事業者への譲渡も視野に入れているという。旅館の一室として静かに営業していた建物が、犬と泊まれる宿という新しい役割を得て、中伊豆の観光にどう根付いていくのか。今後の展開にも注目したい。
私も犬を飼っている身であり、客室温泉つきで愛犬と一緒に湯あがりできるなど夢のような環境です。しかも宿泊費は愛犬はタダ・頭数制限なしとのこと。行き先の選択肢に困っていた愛犬家にはたまらない施設なんではないでしょうか。
専用プールは期間限定のオプション扱いらしいので、狙っている人は予約時に「今の時期はやっているか」を一言確認しておくのが確実です。
送迎サービスがない点も見落としやすいので、公共交通機関だけで来る予定の人は要注意です(車での来訪が前提の立地)。
すぐ近くには大室山があり、少し足を伸ばせば伊豆パノラマパークがあるので、日中は愛犬とドライブがてら観光して、夕方以降は宿にこもって温泉と部屋食でゆっくり、という組み立てもしやすそう。ただしリフトや施設によってはペット同伴の可否・ルールが個別に決まっていることが多いので、立ち寄る前に各施設へ直接確認しておくとさらに安心ですよ。伊豆の温泉と愛犬との時間、両方を諦めなくていい宿というのは意外と少ないので、この立ち位置は貴重だと思います。


